考えてみれば戦後ニッポンを技術大国として再生させたのは、戦中戦後の飲まず食わずのニッポンで『子供の科学』をむさぼるように読んだ少年たちのようだ。『子科(こか)』に収録されている工作記事は、実生活では「三種の神器」といわれ、庶民の手には入らない電気洗濯機やミキサー、それどころか、実社会でもまだ実用化されていないモノレール(高速鉄道)などをいち早く紹介していた。戦中だったら軍事機密に属するのではないか、と思わせるようなメカが詳細な解説、設計図とともに工作記事としていち早く少年たちに公開されいたのだから、後のエンジニアや工場主に成長した少年たちは、新刊発売が待ちきれなかったに違いない。
展覧会とブックレットには、往年の模型少年(現在70歳台)たちが再現した名工作記事のが再現されている。名古屋ギャラリーでは会場入口を入るとバックナンバー表紙が壁をなし、ケーブルカーがガーガーと斜面を昇り降りして雰囲気を盛り上げ、紙飛行機、トランジスタラジオや8mm映写機など、往年のビンテージ工作作品が並ぶ。また、山北藤一郎氏のご家族が所蔵していた鉄道模型マニア垂涎、幻のEF53(35mmゲージ)や天体望遠鏡など、数々のお宝も披露されている。
http://event.telescoweb.com/node/7583
INAX名古屋ギャラリー:2/21/2008まで。
http://www.inax.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_001110...
![]() | 発行・発売: INAX出版 年: ASIN: 4872758420 製本: 大型本 価格: ¥ 1,575 JPY |

