INAX BOOKLET最新刊です! バードハウスは小鳥を招き自然に親しむための小さな仕掛け。日本では巣箱(nest box)という言葉がまだまだ一般的ですが、アメリカでは昔から鳥のゲストハウスという意味を込めて、バードハウスと呼んできました。欧米では、鳥に餌をやるためのバードフィーダー、水を張っておくバードバスなどとともに、広く親しまれてきました。
英語では、バードウオッチングを楽しんだり、野鳥に餌をやったりして楽しむことを「birding」といい、そんな人たちは「birder」というそうです。庭で楽しむことは「backyard birding」といっているそうです(日本では「rooftop birding」なんかもありでしょうか)。
北海道では、子どもたちと一緒にバードハウスをつくり、それを公共の場所や自宅などに設置するという運動が、広がりを見せています。5月には、池田町立池田小学校の生徒が設置したバードハウスに小鳥たちが入り始めたと教えてくれました。
本書では、そんな日本の事例を紹介するほか、野鳥と親しむさまざまなライフスタイル、欧米のバードハウスやバードフィーダー、作り方例、歴史、環境との関連などを紹介します。
そういえば最近巣箱をあまり見掛けなくなった気がします。でもちょっとした仕掛けで自然が少し身近に感じられる。そんな自然との付き合い方もあるのではないでしょうか。
横浜の自宅の周囲では、一時はおさまっていた開発が、最近になって一気に進んでいるようです。今年の2月、庭に小さなバードフィーダーを設置してみたら、すぐに黄緑色のメジロやシジュウカラが合計10羽ほどやって来ました。小鳥たちは前からその辺にいたはずですが、庭で餌をついばむ姿を見るのは、時のたつのを忘れるほど面白いです。3月になって、北海道でつくったシジュウカラ用のバードハウスを庭に設置してみました。今年は残念ながらつがいが入りませんでしたが、著者の井筒明夫さんいわく、大切なのは「愛情・忍耐・継続」。ゆっくり気負わずやるのが自然を楽しむコツですね。
バードハウス…小鳥を呼ぶ家 | telescoweb event
http://event.telescoweb.com/node/6921
目次
- 都会の庭に小鳥を呼び戻そう…国分寺市、井筒明夫
さんのお宅
- 井筒明夫「小鳥を呼ぶ家」
- つくってみよう
- 世界のバードハウス、バードフィーダー
- 北海道から広がるバードハウスづくり
- こどもたちとつくるバードハウス
- 新津秀幸「NPO法人フェザードフレンドの活動」
- 美瑛の丘のバード・サンクチュアリ…山口裕さんのナブの家
- バードハウスの基本の基本
- 庭に訪れる野鳥たち…新座市、益子義弘
さん、昭子さんのお宅
- 柳川久「バードハウス(巣箱)をめぐる人と動物」
- 井筒明夫「バードハウスデザイン・ミニヒストリー…ヒョウタンから現代デザインまで」
発行: INAX出版
企画: INAXギャラリー企画委員会
編集: 建築・都市ワークショップ(今藤啓)+石黒知子
AD: 祖父江慎
デザイン: 吉岡秀典(コズフィッシュ)
印刷: 凸版印刷

