
あの安田講堂前にほんとうに行列ができていたのには驚かされました。1200人が集まったから建築学生は勤勉です。
審査員全員が推したのは東大、服部一晃君の『遡上都市』。金賞。大阪万博お祭り広場、あるいはその元であるセドリック・プライスのファンパレスを思わせる東京湾上のポエティックな計画。鈴木としては主要な機能をギャラリーではなく、さらに、ポタリー・シンクベルト(陶磁産業都市の再開発をダイナミックな大学キャンパスに読み替えた)のような(アクティヴィティの)プログラムまでデザインして欲しかったと議論したかったが、時間切れ。そのような議論と勉強をぜひどこかで続けてくださいね。
次点は芸大、内田陽介君の「詩(シ)ークエンス」。インドの砂漠にほとんど機能のない空間のダイナミズムだけを射抜いたフォリーを散在させた。
鈴木(個人)賞は芸大の中川千蔵さんに。金沢の街にスケールの小さい、分棟型の建築を連続させた。断面、ケラバあたりのディテールでもっと凝りたい。東工大五十嵐麻美さんも個人的には評価したかったのだが、槇さんが推してくれて一安心。
発起人の難波さんと教員スタッフ、各大学からの建築家の皆さん、お疲れさまでした。